2015.08.17更新

テレマティクス保険では、車両に通信システムを設置して位置情報や速度ハンドルやブレーキ操作などの情報を収集します。そのため、テレマティクス保険のデメリットとしては、個人情報ともいえるドライバーの走行データが保険会社に丸わかりになってしまうことが挙げられます。また、テレマティクス保険が普及すると、事故リスクが低いドライバーは、保険料が安くなるテレマティクス保険に加入し、事故リスクの高いドライバーは既存の自動車保険に加入せざるをえないという二極化することが予想されます。とすると、既存の自動車保険は、現在よりも高い保険料に設定されてしまう可能性があり、その結果として現在の若者の自動車離れが問題になっていますが、自動車離れでなく自動車保険離れが起きるのではないかと懸念されています。とはいえ、テレマティクス保険が普及すれば、社会から交通事故そのものが減る可能性も高くなります。誰にとってもメリットとなりますね。日本での導入が今後どのように進んでいくのか、注目したいところです。

 

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投稿者: 今村法律事務所

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