2015.08.13更新

テレマティクス保険が新たな任意保険として注目を集めています。テレマティクスとは、自動車などの移動体に通信システムを組み合わせてリアルタイムに情報サービスを提供することで、テレコミュニケーション(通信)とインフォマティクス(情報工学)を合わせて名づけられています。国土交通省HPによると、このテレマティクスを利用する保険がテレマティクス保険で、リアルタイムに提供する運転情報をもとに保険料を算出する保険です。PAYD(PayAsYouDrive走行距離連動型)と、PHYD(PayHowYouDrive運転行動連動型)の2種類があります。走行距離や運転特性(急アクセル・急ブレーキなどのアクセル・ブレーキの踏み方、ハンドリングなど)といった運転者ごとの運転情報を取得・分析し、その情報をもとに保険料を算出する仕組みです。運転情報は、車に設置するブラックボックスやドライブレコーダーなどの通信機器などを用いて収集します。国土交通省は「リスクに応じた詳細な保険料設定により、安全運転の促進の効果及び事故の減少効果がある」とし、2014年から重点テーマのひとつとして掲げています。すでに欧米では①認知度の向上②保険料の減額効果③保険料算定における公平感の高まりなどの理由によりテレマティクス保険の導入が進んでいて、2020年には契約件数の約3割を占めると予測されています。

 

当事務所では,熊本市内だけでなく,近郊の八代,人吉,菊池,阿蘇,天草各方面にお住まいの方のご相談にも対応しています。相談受付ダイヤル(096(288)6686)にお気軽にお電話ください。

投稿者: 今村法律事務所

今村法律事務所 096-288-6686

初回無料相談 法律に関するQ&A 弁護士コラム