2015.05.15更新

インターネット掲示板で誹謗中傷があったとして,どのような誹謗中傷が違法といえるのでしょうか?損害賠償請求するためには,侮辱的表現や誹謗中傷により人格が侵害され,その人の社会的評価が低下することが必要です。近時,インターネット上では独特の表現がとられることがありますが,東京地裁の平成15年9月17日判決(事件番号平15(ワ)3992号・発信者情報開示請求事件)では,インターネット上の「DQN」という表現は,侮辱的表現であると認定しています。そこで,他人の名前を挙げてDQNネームといってネット上で誹謗すると損害賠償責任を負うことになりかねないのです。

当事務所では,熊本市内だけでなく,近郊の八代,人吉,菊池,阿蘇,天草各方面にお住まいの方のご相談にも対応しています。相談受付ダイヤル(096(288)6686)にお気軽にお電話ください。

投稿者: 今村法律事務所

2015.05.15更新

インターネットの掲示板で匿名の者から誹謗中傷を受けたら.どうすればよいのでしょうか。特定電気通信役務提供者の損害賠償責任の制限及び発信者情報の開示に関する法律(平成十三年十一月三十日法律第百三十七号)という法律があります。「特定電気通信」とは,不特定の者によって受信されることを目的とする電気通信(電気通信事業法 (昭和五十九年法律第八十六号)第二条第一号 に規定する電気通信をいう。)の送信(公衆によって直接受信されることを目的とする電気通信の送信を除く。)をいいます(同法2条1号)。この法律は、特定電気通信による情報の流通によって権利の侵害があった場合について、特定電気通信役務提供者の損害賠償責任の制限及び発信者情報の開示を請求する権利につき定めるものです。したがって,まずは,かかる法律に基づいて書き込みをした者の発信者情報の開示を請求していくことになります。

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